日本のアイデンティティーを
表現する扇子
米原康人 「枯淡」 白
枯淡という言葉には、あっさりとしていながら味わい深さを感じることや、欲気がないといった意味があります。
上品な色地に華やかなイメージのある箔をマットに配置することで、あっさりとしていながら味わい深さを感じる美しさに仕上がりました。
伝統技法により人の手でつくることによって印刷などの工業的発展が拾いきれない古くからの日本人の美的感覚、枯淡の美を扇面に表現しました。
伝統工芸が現代に伝えるべき日本人のルーツを表現してます。
金彩扇子作家 米原康人
京もの認定士として、金、銀を使った扇面加工の職人、図案家として伝統を現代にそして未来に伝える為の活動をしている。
様々な伝統芸能や神事、祭事と関わってきたアイデンティティーの一部を扇面に落とし込み、箔を使って表現する事で日本人が何を美しいと思い、大切にしてきたかを現代に伝え、生活に少しの豊かさを感じてもらうものづくりを目指している。
CONCEPT
「日本のアイデンティティーを表現する扇子」
様々な伝統芸能や神事、祭事と関わり、それらが内包する東洋的美徳の影響を受けてきた京扇子。
日本人が何を美しいと思い、大切にしてきたかを現代の感覚で編集し表現することで生活に少しの豊かさを感じてもらうものづくりを目指します。