京都の技術が表現する
ウクライナの伝統文化
2022年3月にウクライナから届いた1通のメッセージから始まったプロジェクト
先行販売にあたるクラウドファンディングではたくさんの支持を集めることができました。
ご賛同いただいた多くの皆様に感謝申し上げます。
WGD京都では引き続き商品を取り扱いウクライナへの支援を続けます。
日々の生活に、ウクライナの伝統を感じられるものを
ウクライナに伝わる最古のお守り、モタンカ人形をモチーフにしたこけしをデザインしました。
カルパチア地方の人形-モタンカは顔がなく、目の代わりに糸で十字が巻かれています。これは太陽の印であり、世界中から太陽エネルギーを引き寄せる強力なお守りと考えられています。
モタンカには、人の手のぬくもりと愛情がこもっています。ウクライナ人の祖先にとって、モタンカはおもちゃであると同時に、家族と健康のお守りであり、ポジティブなエネルギーに満ちた家族のシンボルでもありました。子供が生まれる時には、悪霊を浄化し子供を守るため赤ん坊より先にゆりかごに入れられます。このこけしにはそのようなモタンカのデザインを施し、私達の暮らしを守って欲しいという願いを込めました。
こけしの製作を手掛けたのはこけし作家の宮川雄一(群馬県在住)です。木工ろくろによる本体の削り出しから絵付けまで全てを行っています。手作業ならではの細かな表現や彫り込みで、モタンカをインスピレーションとしたウクライナデザインを忠実に再現しています。